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どもりとは?
どもりとは、「ぼ、ぼ、ぼ、僕は」「そ、そ、そ、それは」と詰まった感じで話してしまうことです。
人は、緊張したり慌てたりした場合に、どもりが出る傾向にあります。
通常は一時的な現象であり、毎日続くものではありません。
しかし、この状態が日常的に続くようになってしまい、どもりに悩む人がいます。
そのため、明確な言語症状があり、脳や発音器官に障害がなく、本人が自覚し悩んでいる、という3つの条件が揃った場合には、どもりと定義することができるでしょう。
本人が悩んでいなければ、それはどもりではないのです。
また、どもりは「一次吃音」と「二次吃音」に分けることができます。
■一次吃音
一次吃音とは、どもりの初期症状。
言葉を繰り返したり、音を引き伸ばして発音すること。
■二次吃音
二次吃音とは、どもりへの悩みや不安があり、話すこと自体を避けてしまうこと。
成人のどもりを「二次吃音」と呼ぶこともある。
子供がどもりになると、幼稚園や学校に行くのを嫌がり、話すことを避けるようになります。
無口な大人であれば、見た目でどもりは分かりませんが、どうしても話さなくてはならない場面があると悩みが出てきてしまいます。
しかしながら、どもりの原因というのは、現代医学でもほとんど解明されていません。
ある研究では、世界各国の発生率は約1パーセント、女性よりも男性の方が5倍ほど多い、という結果が出ています。